memorandum

品川区と大田区の間をフラフラと。思いついたことを徒然と。

盛岡から山田線で宮古へ。駅前と漁港で被害に大きな差が。

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今日はウィークエンドパスを活用して、盛岡から宮古に向かいました。ただいま、帰路の車中です。盛岡―宮古間は二時間以上かかります。往路は快速リアスで二時間ちょいでしたが、復路は各駅停車なので二時間半ほどかかるのです。

宮古には岩手競馬の場外発売所 テレトラック宮古があります。それも一度どんな感じか見たかったのと、岩手県内の厳しい現実を少しでも体感しておこうと思い往復五時間かかりますが行ってみる事にしました。また、落ち着いてから色々書くかも知れませんが、今、無性に書きたいので携帯電話から投稿します。

宮古駅に到着して、まずは、昼食を食べることに。駅周辺は、大きな被害はないと聞いていたので、観光協会でオススメを聞いて海鮮丼を堪能。そのあとは徒歩でテレトラック宮古へ。津波の被害を受けているのでしばらくは閉鎖です。外観を見る限りは、扉を修繕して中を清掃すればすぐに稼働できるかもしれません。
回りの建物も浸水して被害は受けてましたが、外観は保っている建物がテレトラック宮古のあたりは多かったです。

ただし、そこから歩いて15分程の漁港周辺は津波の被害が甚大で多くの家屋が跡形もなく破壊されていました。震災から1ヶ月以上が経っていて、道も通れるように整理されてましたが、まだまだ、手付かずの部分もたくさんありました。
写真は、観光船が流されて陸地に取り残されているものです。回りは、材木が散乱し、基礎も見えていたので住宅地と思われます。岩手県の沿岸部はリアス式海岸で海からすぐに小さい山に繋がる地形なのですが、少し高台にある家はほぼ無傷の状態で、写真の状況とは全く違う世界。

夕べ、気仙沼の知人と話したときに、地震で倒壊した家屋は殆どなく、被害は津波によるものが殆どだと。彼自信も、職場で津波の被害にあい、車も流されたし屋内に取り残されたけれど、高台にある家は無事で家族も被災しなかったとのこと。

駅前は飲食店も営業中、自販機で飲み物も買えるのに、少し歩いた漁港周辺がこんなに酷い状況とは。完全に言葉を失い、街を歩きながら少し涙してしまいました。

少し高台にある神社の階段で、一息入れながら街を見ていると、声をかける人が。

「どちらから来られましたか?」

東京から来たこと、岩手競馬と関わっている事を告げると、私は奥州市から知人を訪ねて来たと。内陸の我々が頑張らないとなんにもならないと。岩手県人の力強いお言葉を頂きました。
かなり、意気消沈していて、悲愴な顔をしていたんでしょう。少し言葉を交わしただけですが元気をもらいました。そのあとは、綺麗な宮古も伝えたいと思い、浄土が浜まで歩く事に。距離は知れてましたが、途中の山登りがキツかった……。

宮古の被災地を歩いていて気づいたのは、家や車に、「解体して下さい。お願いします。」「解体OK」と赤いスプレーで書いてること。所有者が判断して書いたのだと思いますが、極限状況の中で、相手を気づかい「お願いします。」と記すって、凄いと思う。

多分、同じ状況で同じ事は私はできないと思う。家や家財道具を失った段階で、すべてを放棄してしまっていると思う。

東北を旅していると、人の優しさに触れることが多い。優しく、タフな東北人の気遣いを被災地を歩いて感じた。